春日大社の20年に一度の式年造替。御本殿の修復が完了し、御神体が本殿に戻る「本殿遷座祭」の儀式が行われる

春日大社

春日大社
朝日新聞より(奈良市、井手さゆり撮影)

共同通信によると

20年に1度社殿を大規模に修理する「式年造替」が続く奈良市の世界遺産・春日大社で6日、修理を終えた国宝本殿にご神体を戻す重要な儀式「本殿遷座祭」が行われた。

式年造替は8世紀の創建以来1200年以上続き、今回で60回目。本殿を別の場所に建て替える伊勢神宮とは異なり、春日大社では位置を変えずに建て替えや修理をする。春日大社本殿は国宝に指定されているため、建て替えはせず、修理にとどめている。

本殿前は白い幕で覆われ、暗闇の中、雅楽の音が鳴り響いた。幕の内側では、神職が「オー」という掛け声を上げながら、ちょうちんの明かりを頼りにご神体や神宝を本殿に戻した。

 

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春日大社2
朝日新聞より(奈良市、井手さゆり撮影)

奈良・春日大社は3日、20年ごとに社殿を一新する「第60次式年造替(しきねんぞうたい)」の修理を終えた国宝の本殿を報道陣に初めて公開した。

本殿は四つの社殿が横一列に並び、1棟は幅約1・9メートル、奥行き約2・5メートル、高さ約5・7メートル。かつては定期的に建て替えていたが、文化財に指定された明治時代以降は傷んだ部分だけを修理している。

昨年3月に本殿の祭神を隣の仮殿(かりでん)に遷(うつ)した後、建物の部材を取り換え、屋根の檜皮(ひわだ)を葺(ふ)き替えるなどの修理を続けてきた。色には「本朱(ほんしゅ)」と呼ばれる貴重な朱を使い、オレンジ色がかった一般の神社よりも赤いのが特徴だ。社殿の間にある障壁画「神馬牽引(しんめけんいん)図」「獅子牡丹(ししぼたん)図」などは40年ぶりに描き改めた。

参拝者が本殿前に砂を入れる「お砂持ち行事・非公開 国宝御本殿特別拝観」(10月6~23日)がある。問い合わせは春日大社(0742・22・7788)。(栗田優美)

 

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今回の式年造替では、建て替えられた古い社殿が、春日大社とゆかりの深い京都府笠置町の笠置寺に移された。寺には春日大社の分霊を祭る神社があったが、1331年の元弘の乱で焼失、社殿の再利用で685年ぶりによみがえった。

笠置寺に移されたのは、御蓋山の山頂にある春日大社の摂社・本宮神社の古い社殿。式年造替で20年ぶりに建て替えられた。

1300年前の創建と伝わる同寺は、鎌倉時代に高僧・貞慶が再興。貞慶は春日信仰にもあつく、境内に「春日明神社」を建立した。様子は当時の絵巻物「春日権現験記絵」にも描かれている。 略

▼ニュースキーワード1「式年造替(しきねんぞうたい」

神社建築において,社殿の一部または全部を一定年限ごとに建て替える制度。農耕社会で秋の祭りに臨時の神殿をつくり,祭りがすむと取り払ったことに始まる慣行と考えられる。今日まで引き続き行なわれ有名なのは伊勢神宮で,20年ごとに附属舎も含め一切が造替されている。

 

有名なのは伊勢神宮の「式年遷宮」で、こちらも20年に一度となっています。こちらは修理ではなく完全に新しいものを建て替えとなっています。伊勢神宮の遷宮の費用はすべての費用を合わせて約550億円と好評されています。

また、出雲大社も遷宮があり、こちらは約60年に一度と行われる。こちらは伊勢神宮のように全てを建て替えするのではなく、使える材料はそのまま利用し、修復を中心に行われる。

 

春日大社

奈良市春日野町にある神社。旧官幣大社。祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)(第一殿)・経津主命(ふつぬしのみこと)(第二殿)・天児屋根命(あまのこやねのみこと)(第三殿)・比売神(ひめがみ)(第四殿)で、藤原氏の氏神。3月13日の春日祭は三勅祭の一。昭和21年(1946)春日神社を改称。春日造りの本殿は国宝。平成10年(1998)「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典:大辞泉

春日大社:平成27・28年 春日大社 第六十次 式年造替

 

▼ひとこと

神社って本当に素晴らしい。
日本の文化、伝統がいつまでも末永く続きますように。

春日大社

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