三重県内の神社などでつくられる一般社団法人「伊勢麻振興協会」などが神事に利用する大麻の栽培許可を申請。

神宮
神宮

 

伊勢新聞

によると・・・

 神事に使う大麻を県内で生産しようと、県内の神社などでつくる一般社団法人「伊勢麻振興協会」と、栽培を担う伊勢市の株式会社「あさって」は二十八日、県に大麻栽培の許可を出すよう申請した。県は、早ければ来月中にも許可するかどうかを判断する。許可されれば、協会などは来年四月にも栽培を始めたい考え。

協会は申請書のほか、鈴木健一伊勢市長と中村順一度会町長、中井幸充明和町長の要望書なども提出。申請書に添付した理由書は、神事に使う大麻の約九割が中国産だと指摘し「外国や県外に依存せず、自力で県内の伝統的な祭事を継承したい」と主張した。

その上で「申請が認められなければ、県内はもとより、日本では未来永劫(えいごう)にわたって新規の大麻栽培は実質全面禁止となり、国産大麻の消滅を行政が促進していることになる」と指摘。「法にのっとったあらゆる手段を講じる覚悟を有している」としている。

この日、協会の佐古一洌代表理事や同社の松本信吾社長らが県庁で、県薬務感染症対策課の担当者に申請書を手渡した。同課の担当者は「これから内容の審査したい」と述べた。佐古代表理事らは秘書課も訪れ、許可を求める鈴木知事宛ての要望書も提出した。

協会理事の新田均皇學館大教授は県内で大麻を栽培する意義を「自分たちの伝統は自分たちで守りたい」と説明。鳥取県で「町おこし」を名目とした大麻栽培で逮捕者が出たことには「協会が栽培予定の麻は生産方法の違いから吸引用にはなり得ない」と述べた。

県は大麻取扱者指導要領と大麻取締法に基づき、現地調査などを経て許可を出すかを判断する。県薬務感染症対策課は「申請者に質問する可能性もあるため、来月中に判断が出せるとは限らない。県が判断できない部分は厚労省に相談したい」としている。

協会によると、栽培は「あさって」が担い、協会が販売までを一括して管理する。伊勢市内の約五十アールの耕作放棄地に柵を立てて栽培を予定しているという。防犯上の理由で詳細な場所は明らかにしていない。許可されれば、来年四月にも生産を始める。

 

▼ニュースキーワード「大麻」とは

日本では麻薬の一種に数えられる。摂取すると多幸感や酩酊(めいてい)感の作用がある。繊維を布や縄などにするため国内でも栽培されるが、法律で認められた人以外、栽培や所持は違法になる。 出典:朝日新聞掲載「キーワード」より抜粋

◆現在の日本の大麻の現状とは・・・

古来より戦前まで、麻は日本人の生活/文化を支える天然素材として、全国津々浦々で栽培され利用されてきました。1934年に全国で約一万ha以上栽培されていた麻は、戦後、化学繊維との競合、GHQの意向により施行された法令(大麻取締規則⇒大麻取締法)、世間の誤解(麻に対する間違った認識)等により減少の一途をたどり、現在僅か5ha程、都道府県知事から許可を受けた大麻栽培者は全国で33名(平成28年)となっております。現在、国産の麻は栃木県が最大の栽培地でそのシェアは50%を超え、精麻用の麻に限っていえばその90%以上が栃木産となっております。その栃木でさえ、夏場の収穫作業のたいへんさ、精麻加工の手間/要求される技術高さ等々あり、担い手の確保が難しく深刻な高齢化が進んでおります。その数わずか13名ほど。その為、神道/神事に不可欠な精麻は年々高騰し、外国産の精麻、もしくは化学繊維の模造品に取って代わられつつあります。

一般社団法人「伊勢麻」振興協会より抜粋

 

◆古来より使われてきた日本の大麻

縄文土器に付けられた模様のなかに麻の縄で付けられたものがあるように、日本人は太古から、麻を生活を支える素材として余すことなく利用してきました。麻の茎の表皮からとった繊維は、漁網、畳の経糸といった各種縄・糸として、上質なものは、生奈良晒、近江上布などの衣類に。また漆喰壁や(茅とともに)葺き屋根の材料としても利用してきました。日本の夏の夜を彩る花火、花火の助燃剤は麻炭でなくてはなりません。七味唐辛子に入っている種、あれは麻の実(種)です。又、身の回りのものだけでなく、弓道の弓弦、小鼓などの楽器など、伝統文化・芸能の道具の素材として麻は欠かすことができないものです。さらに、大嘗祭あらたえ(天皇陛下が即位後初めて行う践祚センソ大嘗祭の時にのみ調製・調進(供納)する大麻の織物)、神社で御祓いに使われる神具(大麻・おおぬさ)、注連縄(しめなわ)や鈴縄、横綱の化粧まわし、など神事において麻は穢れを祓う力をもった特別なものとして、大切に扱われてきました。

 一般社団法人「伊勢麻」振興協会より抜粋

神道では、「清浄」を重視しており、大麻は穢れを拭い去る力を持つ繊維とされていて、神道で大麻はとっても重要なものになっているのニャ。

 

 

 

▼外部リンク

一般社団法人『伊勢麻』振興協会

 

▼まとめ

ここ最近、麻関連のニュースが取り沙汰されています。医療用大麻をうたい合法化活動をしていた元女優が逮捕されたり、長野で大麻の大量栽培がみつかり数十人が逮捕されたりと言うよなニュースのおかげにより世間一般での大麻に関するイメージは悪くなる一方です。

麻薬としての大麻のイメージが現代人には強すぎるのかもしれない。大麻を乾燥させてイケナイ薬として使う事が全てじゃなく、そもそもは日本の文化で神事において使われていたという事実を現代人にも認識していただきたい所。

神宮

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