自分は「芸術がわからない」といった思考停止をやめて、触れ親しんで理解してみよう!

ゴッホ

美術、芸術はよくわからないと避けてしまった事はないでしょうか。

実際、理解するが難しかったり、よくわからない作品が多いのも事実です。ですが、芸術が「わからない」からと遠ざけてしまわずに、思い切って親しんでみることで新しい可能性が開けるのかもしれません。ここでは、そんなよくわからない芸術作品の親しみ方、楽しみ方をご紹介したいと思います。

 

 

▼「芸術」という意味を改めて知ってみよう

【芸術-げいじゅつ】

1 特定の材料・様式などによって美を追求・表現しようとする人間の活動。および、その所産。絵画・彫刻・建築などの空間芸術、音楽・文学などの時間芸術、演劇・映画・舞踊・オペラなどの総合芸術など。
2 学芸と技術。 出典:大辞泉

作品の創作と鑑賞によって精神の充実体験を追求する文化活動。文学、音楽、造形美術、演劇、舞踊、映画などの総称。芸術のジャンルを枚挙し分類する考えの一例として、フランスの美学者スリオの図表()をあげておこう。円を7分割している一つ一つの扇形は感覚的素材の特殊性を表し、それに対応する芸術ジャンルが、外円(再現的芸術)と内円(非再現的芸術)の2層に分けて示されている。

スリオ
出典:日本大百科全書


 

▼芸術作品を理解する方法

作品ができあがる背景をしっかりと把握することで、作品への理解をより深める事ができます。

1.作者がどんな人間だったのかを把握する

作品というのは、作者がいなければ生まれません。
作品を理解するためにはまずその作者がどんな人であったのかをしっかりと把握しましょう。wikiペディアなどで作者の情報は直ぐに調べられると思います。

2.作品が作られた時の作者の状態を知る

作者がその作品を制作した時、作者はどういった状態だったのかという点に注目します。たとえば、奥さんを亡くした後だったり、大切な友人を失った後かもしれません。もしくは重い病を抱えながら作り上げた作品かもしれません。そういった作者の身に起きた事を知り、作者のその時の思いを把握する事によって、作品への理解が深まります。

3.作品の生まれた時代背景を知る

作品によっては戦争中だったり、平和な世の中であったり、戦争はしていなくともッ国は乱れていたりと自分ではどうしようもできない、激動している世界の状況の中で作者がどのように生きながら作品を作ったかも、作品を理解するうえで重要な要素となります。

4.真似、模倣をしてみる

同じ作品を作れる技術があるという場合、まったく同じものを作ってみるという事で作者の気持ちがわかり、作品に対する理解が深まるでしょう。

 

▼芸術の楽しみ方

直感を大事にする

人間は一人として同じ人間はおらず、自分が感じる、受け取る感覚も他人と同じという事はまずありません。芸術作品を目にした時、自分はそれを見てどう思ったのか、どう感じたのかという直感を大事にしましょう。

何となくでも「好きだなぁ」と思ったその感覚はとっても重要です。
逆に「これは何かあまり好きじゃない」といった作品もあると思います。こういった好き、あまり好きじゃない、嫌いといった事を「何でか?」と分析することで自分の事を理解するキッカケにもなるでしょう。

直感

いろんな人の感想を知る

何かの芸術作品を見てしっかりと自分の直感を胸刻んだら、次は同じくその芸術作品を見た人達と自分の感想を比べてみましょう。

自分の受け取り方と他の人の受け取り方は完全に一致することはありません。
しかし、相手がその作品をどう感じ、どう思ったのか、という事を知る事でより作品を奥深く見ることができます。

知識と共に見る

まっさらな自分のキャンパスにある作品をはじめて見た時、パシッっと直感で何か感情に刺激されるモノが得られるかもしれません。そうしたファーストインプレッションを楽しむ方法とは別に、知識をしっかりと得てから見るというのも芸術を楽しむ1つの方法だと思います。この方法は作品を理解する方法でもあります。

理解できない、まったくわからないは悪いことじゃない

作品がまったくわからない。まったく理解できない。
そんな状態も芸術作品を楽しむ1つの方法だと思います。作品の中にはどう考えても自分の理解の及ばないものが存在します。それらの作品の場合、まったくもって、わけがわからない。という思いを素直に楽しめばいいのだと思います。

お手上げ

 

▼芸術に詳しくなくても楽しめる展示会

美術館では様々な展示会を行っています。「ピカソ」や「ゴッホ」といったように個人をテーマにした展示会や「関ヶ原の合戦」や「中世ヨーロッパ」といった幅の広い事柄をテーマにした展示会があります。では芸術に普段から触れておらずあまり知識を持っていないという場合はどのような展示会をみればいいのでしょうか。

ビギナーにオススメは「個人」をテーマにした展示会!

そんな展示会の中で私がオススメするのは「個人」にテーマをあてている展示会です。何故かというと、「個人」をテーマにしている場合、そのテーマとなっている人が何時、何処で生まれ、どういう思い出その作品を作ったのかがわりと簡単に調べる事ができます。(その人のウィキペディアを一度読むだけでも見方が大きく変わります)これらの情報を知った上で作品を見る事で、より深くその人の作品を味わう事ができます。

また、あるテーマを元に様々な作者から作品をかき集め展示している展示会の場合、それぞれの作品を理解する為に準備する知識がとてもじゃないですが追いつきません。この場合は知識をしっかりと持っている、もしくはそのテーマに元から興味があった、という場合であればきっとその展示会を満喫する事ができると思います。

 

▼時を意識し、自分の気持ちの変化を楽しむ

以前に誰かのある作品を見たことがあったとします。その時あなたが思った直感的感情は「なんか好きじゃない……」という感想をもっていたとします。

しかし、人間はその作品を見た時と常に同じ状態にあるわけではありません。あなたはその時から様々な事を体験し日々を過ごして生きているわけです。

何年か後、もう一度その作品を見た時、あなたのその作品を見て感じる思いは変化をしているはずです。

このように、時を経て自分の感じ方が変わるという気持ちの変化を楽しむ。これも芸術作品の1つの楽しみ方ではないでしょうか。

時計

 

▼音声ガイダンスを利用する

大きな展示会の場合、大体500円ほどで作品の音声ガイダンスが入った装置を借りることができます。まったく無知識の状態で行った時はこれを借りることで、展示物の理解を深めることが出来ます。

 

▼まとめ

作品の知識無しにファーストインプレッションを大事にして沢山の作品をみる場合、時として勿体無い事が起こります。

これは私が経験した事なのですが、海外の大きな美術館に行った時、絵画作品がそれはもうたくさん展示してありました。さすがにそれら全てを理解できる知識など持ちあわせていなかったので、さっ、さっと自分の目に止まるものだけをじっくり見るようにしてその美術館を後にしました。

その後、ある有名な作品が実はそこに展示されていて、見事にそれを見逃していたといった事がありました。よくよく思い出せば何となく見たような気もしますが、きっとさっと通りすぎてしまったのでしょう。こんな時、勿体無かったなぁーと思ってしまう訳です。



 

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