「熱中症」とは何なのか正しく理解して、予防や対策に努めよう!

2016年5月。暑いです。5月にも関わらず気温は25度を越え、真夏日とはならないものの、夏日を何度も記録し暑い日が続いているわけですが、暑い日に気をつけなくてはならないのが「熱中症」です。熱中症は症状が重ければ死に至るとても怖い症状です。まずは熱中症について理解し、予防や対策をしっかりと行って夏を乗り切りましょう!

白くま

 

▼「熱中症」に関連する言葉の意味を改めて知ってみよう

【熱中症-ねっちゅうしょう】

高温環境にさらされたために起こる障害。脱水・けいれん・虚脱などが現れる。熱射病もこの一種。高温障害。発症の危険度を判断する数値に、暑さ指数(湿球黒球(しっきゅうこっきゅう)温度)がある。→湿球黒球温度

分類 重症度 主な症状 治療 臨床症状
I度 軽症 めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗 現場での応急処置が可能 熱けいれん・熱失神
II度 中等症 頭痛・気分の不快・吐き気・おう吐、力が入らない、体がぐったりする 病院への搬送が必要 熱疲労
III度 重症 意識がなくなる、けいれん、歩けない、刺激への反応がおかしい、高体温 入院・集中治療が必要 熱射病

出典:大辞泉

高温下での運動や労働のため,発汗機構や循環系に異常をきたして起こる病気。体温上昇,発汗停止とともに虚脱・痙攣(けいれん)・精神錯乱・昏睡(こんすい)などを起こし,生命の危険を伴うこともある。 出典:大辞林

【夏日-なつび】

夏の暑い日。特に,一日の最高気温が摂氏25度以上になる日。 出典:大辞林

【真夏日-まなつび】

最高気温が摂氏30度以上の日。熱帯日。 出典:大辞林

 

▼なんで熱中症になるのか

気温や湿度が高い場合、体内の水分やミネラル(ナトリウムなど)のバランスが崩れてしまいがちです。通常では体温が上昇すれば、汗をかいて体温バランスを整えるはずが、体内のバランスが崩れてしまった場合、汗がでなくなるといった症状がおき、体内の熱を外に出す事ができず熱中症の症状が発生してしまいます。

寝不足や水分不足、体調不良など普段は大丈夫であっても暑さが加わることでより体調を崩しやすくなります。暑い日の場合、普段から外で無理をされている人はとくに注意が必要です。

 

▼熱中症の症状を知る

一般的に知られる症状に次のようなものがあります。
めまい、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛、不快感、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、意識障害、痙攣、手足の運動障害、高体温など。

夏の暑い日にこれらの症状を感じたら、早め早めに自分の体をケアしましょう。

 

▼熱中症を予防する

簡単だけどなかなか難しいのがこの予防です。
普段から習慣的に運動をして、睡眠をしっかりとり睡眠不足を無くし、体調を整えて、コマメに水分を摂取、そしてなるべく暑いとこにはいない。

これができたら、そりゃぁ熱中症になりませんよね……。
このように、予防が一番難しいです。

 

▼気温だけでなく、湿度にも気を配る

湿度が高いとどうなるかといえば、ジメっとして嫌な感覚を経験された方も多いと思います。確かにこのジメッとした感覚は嫌です。私も嫌いです。ですが、湿度が高い事で問題なのは、低い湿度であれば、汗をかいてもその汗が蒸発する事で体の熱を奪ってくれるのですが、湿度が高いと汗が蒸発しずらくなり、体に熱が貯まってしまいます。このため、湿度が高い時は、気温が低い状態であっても熱中症になる可能性があるという事をしっかりと覚えていてくださいね。

カタツムリ

 

▼WBGT値(暑さ指数)を把握しよう!

下の画像を見てみると分かると思いますが湿度が100%であったのなら、気温が22℃であっても、WBGT値は25℃となり「警戒」の25℃~28℃のゾーンに入ってしまいます。よって、気温と湿度両方を意識することが大事です。

WBGT値出典:厚生労働省より

WBGT値(暑さ指数)は「NHK 防ごう熱中症」でチェックができます。
お出かけの際は、忘れずチェックをしときましょう。

 

▼どんな人が熱中症になりやすいのか

一般的に熱中症になりやすいと言われているのが、「高齢者」や「子供」です。

高齢者の場合は体温調節機能が年齢により低下しているため起こりやすくなっており、子供の場合は体温調節機能が未発達なためにんなりやすいと言われています。

また、スポーツをしている場合では気温が高温でなくても熱中症になる恐れがあるので注意が必要です。

その他にも、脱水症状、体調不良、運動不足、肥満、暑さに慣れがないといった原因を抱えていると熱中症になりやすいとされています。

詳しくは「熱中症予防 声かけプロジェクト」をご覧ください。

 

▼なりそう、なってしまった場合の対処

自分の場合(あくまで一例です。時と場合によって臨機応変に対応ください)

まだ動ける場合
直ぐに涼しい場所へすぐに非難! 落ち着いたら水分(できれば経口補水液)を摂取し、容体が落ち着くまでリラックスできる状態で体を休ませましょう。

動けない場合
周りの人に助けを求める、もしくは携帯電話で救急車を呼ぶ。
考えてみると、一人でこの状態になってしまうのが一番怖いですよね。こうなってしまうと対処が難しいので、はやめはやめに行動をとりましょう。

誰かがなっていた場合

意識がはっきりとしている場合
まずは、涼しい場所に非難させ、火照っている体をクールダウンさせましょう。首や太股の付け根、脇の下などを冷たいペットボトルで冷やすのも効果的です。また、冷やすのと同時にしっかりと水分を摂取してもらいましょう。
状態が回復しない場合は医療機関へ搬送します。

意識がない場合
直ぐに近くの病院に搬送する必要があります。
救急車をよんだ場合でも、「救急車をよんだから後は任せた」ではなく、倒れている方を少しでも冷やすことが重要なので、少しでも涼しい場所に非難させ、意識がはっきりしている時と同様にクールダウンの処置を行いましょう。

ぐでぇ

 

▼知人から聞いたお話

これは私の知人のお話しです。

ある夏の暑い日、知人のお母さんがめまいや立ちくらみがすると言って、動けなくなりベッドに横になってたそうです。知人は部屋が暑かったので軽度の熱中症かと思い、首や太ももの付け根などの太い血管が走っているところを冷やす処置をしていたのですが、知人のお母さんは心臓の様子が何だかいつもと違う感じがすると伝えて来きたそうです。冷やしているし暫くたてば落ち着くだろうと知人は思ったそうなのですが、しばらくたっても心臓の様子が安定しなかったので救急車を呼ぶと、救急隊に言われたのは「不整脈」という言葉だったそうです。その後、知人のお母さんは入院し、治療もうまくいき、無事退院出来ました。

このように、必ずしも熱中症から不整脈になるとはいえませんが、お年寄りの方は特にお気をつけて頂きたいものです。

 

▼熱中症対策サイトの紹介

環境省 熱中症予防情報サイト

NHK 防ごう熱中症

熱中症予防 声かけプロジェクト(環境省)

熱中症予防情報(大塚製薬)

 

▼まとめ

これからが夏本番。暑さで体調を崩されるかたもおられると思います。
暑い中での無理は「熱中症」のいい餌食です。しっかりと自分の体調を管理して、これからの夏を乗り越えていきましょう!

この記事があなたのお役に少しでも立てたのであれば幸いです。

白くま

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